伊角は、実力がありながらプロ試験にはなかなか合格しないで苦しんでいる。
ついに碁の院生の間には、2年連続で順位は1位でありながら、最後の年は和谷が負ければ、あるいはヒカルが越智に負ければプレーオフだが・・・
伊角は勝って外で待っている。
雨がぽつりと降り始め、室内にもどると
ざわっ
と、人の動きが目に入り、見ると和谷が笑顔で・・・
それは、和谷が勝ったわけだ。
無言・・(勝つ者が上にいく 誰もが覚悟していること)
さらに、ざわざわと音がする。
ヒカルと越智が勝負がついたのだ。
どちらが・・・
誰も、言いに来てくれないのは・・・
こうして、何度も不合格で、
院生も、
研究会も辞めて
彼は、どうするのだろう。
院生師範は、きっと来年も来ると言っていたが・・・・
この彼の苦悩とそれを克服するのが16巻「中国棋院」です。
それを見ると、かなり感動的です。
ところで、伊角が始めて登場するのは、5巻の和谷と話しているのが伊角であるのは間違いないでしょう。
でも、5巻の最初の、前年のプロ試験の描写の中で、塔谷アキラがsaiとネットの勝負をするので不戦敗となるところ見ると、勝者が立って判子を押すシーンがあります。
名前は津田になっているが、その姿形は伊角です。
この時には、まだ伊角に重要な役割ができてなくて、書いたのでしょう。(笑)