ヒカルの碁の最終回について、どう思いますか?
ヒカルの碁(左為編)には、ストーリーが載っていますが、北斗杯編の最終回はないので、私が作りました。
ヒカルの碁~北斗杯編最終話~
半目の大接戦を終わった永夏がヒカルに尋ねる
洪(ホン)が翻訳する。
洪:「聞きたいな。なぜ碁を打つんだ?」
(なぜ碁をうつのか)
(答えははっきりオレの中にある)
ヒカルは、口をかみ締め、下を向く。
ヒカル:「・・・・・・・」
ヒカル:「遠い過去と遠い未来をつなげるために」
(答えははっきりオレの中にある)
(負けてもそれはかわらない)
ヒカルは、涙がこみあげてくる。
ヒカル:「そのためにオレはいるんだ」
ヒカル、両眼から涙がこぼれる。
(ただ、負けたことが悔しい!)
客席会場
和谷:「オレ、帰るよ」
和谷が立ち上がる。
本田:「今から表彰式だぞ」
和谷:「アパートにもどって日韓戦の検討をする」
伊角:「オレも行こう」
伊角:「みんなは?」
越智:「表彰式には興味ない」
本田も立ち上がる。
客席から、帰る人々。
戸刈(室長、主催の実質的トップ):
「団長並びに選手の方は、大盤解説場へ来て頂けますか。
すぐ表彰式を始めたいと思いますので」
かなりの人が帰っている。
「何?」
「今から表彰式だそうです」
「みんな会場の法へ来てください。----------」
戸刈「はっ」
ヒカルが泣いている。
永夏はじっと見ている。
永夏:「遠い過去と遠い未来をつなげるためにオマエがいる?」
ガタッ
永夏が立ち上がる。
永夏:「オレ達は、皆そうだろう」
アキラ、社が見返す。
永夏が立ち去りかける。
洪:「永夏」
永夏:「通訳なんかするな。秀英!」
永夏:「行くぞ!」
既に全員がいなくなった検討室。
塔谷がホテルを出る。
「おい!アレ」
「あ」
「塔谷行洋だ」
「ホントだ」
塔谷をアップ。
泣いているヒカル。
戸刈:「進藤君」
戸刈:「来年があります」
戸刈:「来年の北斗杯」
戸刈:「また代表選抜戦を勝ち上がって来て下さい」
楊海(中国団長):「あれ?今年だけの棋戦だと聞いているけど?」
戸刈:「社長に来年の開催を、先程進言して来ました」
戸刈:「大盤解説会は上々の人手、ネット中継は好評。
何より韓国・中国のメディアは、予想以上に注目してくれました。」
戸刈:「来年もやらない手はありません。
表彰式で、社長から正式に発表されます」
陸力:「楊海さん。何の話です?」
楊海:「来年19歳になる、おまえには関係ないよ。
さァ 行くぞ」
倉田:「おい、行くぞ」(ヒカルへ)
古瀬村:「ねェ、さっき高永夏のヤツ 何を言ったんです?」
楊海:「『遠い過去と遠い未来をつなげるのは、おまえだけじゃない』
『オレ達みんなそうだ』。そう言ってたぜ」
古瀬村:「楊海さん」
楊海:「まァ、進藤君と違い、秀策1人にこだわった言葉じゃないだろうが----」
記者:「すべての先人を指して言ってるんですね。
高永夏君から、トップ棋士の自負を感じるなァ」
古瀬村:「ふんっ」
楊海:「青臭いガキのセリフさ」
楊海:「遠い過去と遠い未来をつなげる?
そんなの今生きてるヤツ、誰だってそうだろ」
楊海:「棋士も、囲碁も関係ナシ。
国も、何もかも関係ナシ」
楊海:「なぜ碁を打つのかも。
なぜ生きてるのかも、一緒じゃないか」
まだ、座ったままのヒカルに
アキラ:「行こう、進藤」
アキラ:「これで終わりじゃない」
アキラ:「終わりなどない」
ヒカルが扇子を持って、立ち上がる。
倉田、社、アキラ、ヒカルが歩く図を背景に
室長が渡辺先生に話している
日本の若手プロが歩いている
中国の棋士がにこやかに歩いている
永夏たちが前を見ている
塔谷が車に乗っている
をカットとして出し、そこにあの言葉を繰り返す。
遠い過去と
遠い未来を
つなげるために
そのためにいるんだ。
オレは
オレ達は
誰もが
ヒカルのさわやかな顔が消えていく
その後の空間に
小さく
誰もが
応えるように、闇から
「・・・・・・」
「・・・・・・
聞こえるのですか?」
闇から、光を輝かしながら
「私の声が--------
聞こえるのですか?」
「北斗杯編」終