緒方九段(その後十段、名人など)の百面相を見てみましょう。
第14巻「sai vs toya koya」で、かなり彼のいろんな表情が出てきます。
小畑健さんが漫画を書いていますが、その技量がわかると思います。
はじめの第1巻や第2巻のころは、まだぎこちない所がありましたが、この頃は絵が上手い、キレイといわれる絵です。
114局 sai vs toyo koyo ③
女のマンションを出て、「タイトル戦の名も知らないくせに」という時
「碁よりオモシロイものなどないよ」と言っているが、彼女への表情がなごやかで、
愛情を感じさせます。
「塔谷先生・・・何かあったんですか!?」
驚き、とまどった表情。
「ジャマ?」
「えっ、何が」という表情。
115局 sai vs toyo koyo ④
「saiの知りあいというのは、考えられる」
冷徹な表情。
117局 発覚
「先生は、それでもいいかもしれないけど」
007もどきの秘密を探る探偵のような表情
「緒方先生」
逃がさない、とことん追求する決意
118局 追求
「先生」 (「彼は関係ない」が続く)
「そんな、先生、絶対ウソだ。とぼけているのだ。」という表情。
「お父さんが知らないと言うのなら、もうこれ以上聞いても
無駄でしょう? 緒方さん」 (アキラ)
「・・・・・・・」
憮然として、腹は立つが、言うことがない。
「ここまでか」
すべては、闇の中か。しかたがない。
いかがでしたでしょうか。
彼の心理が非常に良く書けていると思いませんか?
こういう描写力も、漫画で大事ですね。