奈瀬明日美は、女性の中ではヒカルの同級生の藤崎あかりと共に出番の多いのです。
とてもチャーミングな人で、できれば真柴さんのように実力は今一でも運でもいいからプロにさせてあげたいと思う人です。
初めて登場するのは第6巻「院生試験」です。
44局「院生試験」の合格した後研修部屋をのぞいた時に、座布団を片付けている女性がそれらしく見えます。
51局「時々もどりたい場所」で正式に登場します。
「あーあ、でもたまには気晴らししなきゃ、もたないよ」
と、普通の若い人らしさを見せています。
それからも、出番がなく、やっと第7巻「若獅子戦」55局「ようこそ1組へ」で、そのタイトルをセリフにした場面で、迎えてくれる。
その後も、ちょこっと場面に登場しているが、なかなかセリフはない。
あっても、たいした役目は果たしていない。
どうも、この漫画は色気は話題にしていないから、緒方さんの大人の時間がかすかにあるぐらいですね。
ようやく奈瀬明日美が出演が増えるのは、プロ試験の予選が始まってからで、それも3勝2敗でやっと通過するぐらいです。
ですから、まずプロにはなれないでしょう。
6日目で、2勝4敗、15日で8勝7敗となってもう後がないです。
でも、21日目に本田の快勝をして明るい顔で
「うん。自分でも大満足の一局よ!」
「見てほしかったわ!あんな碁が打てるから----」
そして、視線を落として
「打てるから・・・・」
「プロになるのを、いつまでもあきらめられないのよね」
と言って、自分がプロは無理だと半ばわかっていても、
時によい碁を打つから、未練があって・・・・・
最終戦は、当然本人はプロになる可能性はなく、消化試合があるだけで
和谷とヒカルが合格するか、伊角とのプレーオフになるかを
興味深く話しているが、結局は最後は
「さァ、人の事言ってないで、私も精一杯打たなきゃね。
明日につながる碁を」
と、自分を振り返るが、飯島良に
「明日につながる・・・・って
どんな明日だよ。オレたちの明日って」
と言われて、下の視線を落として、半ばなきそう。
和谷の、ヒカルの合格のかげで、こうした不合格の人がいることを
みんなわかってはいるのだけれど
それでも、合格は祝ってあげて
自分は・・・?
囲碁のプロには不合格だけど、君は人間的には合格だよ。
とても魅力がある人だよ。